CRD評点とは?


 『CRD』とは、Credit Risk Databaseの略で、中小企業信用リスク経営情報データベースのことです。

 中小企業の経営者の多くの方が信用保証協会を利用されたことがあることだと思います。この保証協会の保証付き融資を申し込むと、申し込まれた企業の決算書などを財務分析することで、倒産リスクに応じて9段階に区分された保証料率のうちいずれかが適用されます。
 
保証協会は倒産リスクを合理的に判断するために、審査対象企業を点数で評価します。この判断基準とされているのがCRD評点です。

 言い換えると、このCRD評点が高くなるような決算書があれば、銀行融資はスムーズになると言えます。我々税理士は節税対策に力を注ぐことで少しでも納税(キャッシュアウトフロー)を防いであげたいと思っていますが、時には納税額が若干増えてでも銀行融資(キャッシュインフロー)のために力を注ぐことも重要です。

 事業承継で自社株式の評価額を下げたい企業、将来の勇退時に投資資産である生命保険を積み立てて退職金を準備しておきたい企業、その事業に係る許可更新のために流動比率などを重視する企業・・・その時点やその業種によって求められる決算書は違います。
 もちろん決算書を自由に変えることはできませんが、大切なことは中長期事業計画をたてて常に対応できる財産形成に尽力することです。

 資金の新規融資が必要な業種の企業は、CRD評点を上げるために自己資本を潤沢にしていきましょう!!